ホースマンとして

TCKは、施設に大した被害も無く、いつものように調教をしてます。


私は兵庫生まれです。

子供の時に受けた、阪神淡路大震災でも、私は幸いな事に大きな被害を受ける事は無かったのですが、普段通りの生活、水が自由に使えない、お風呂に入る事が出来ない、好きな物が食べれない等の辛さは、子供心なりに経験しました。

それよりも周辺の被害の大きさ、復興の大変さを、身近に見てきました。
被災地の復興には、凄まじい力、気力、膨大な時間がかかる事、以前と変わらぬ生活、町並みに戻る事の大変さ。
今回はそれに加えて津波の被害。

被災された方のこれからの事を思うと、息の詰まる思いです。


しかし、今はとにかく、被災された方達が、一刻も早く普段通りの、また平穏な生活に戻れる事を、切に願います。



TCKも、明日からは馬場の照明を節電するために、調教開始時間を遅らせるようです。

私達にも普段の生活があり、仕事があり、家庭がある者もいるため、直接的には被災地の力にはなれないのですが、今はこうして普段通りの生活をし、仕事をすることが、経済的、社会的な貢献に変わり、間接的にですが被災地の復興にも関わって行くのだと思っています。

その中で出来る事、個人的に消費する電力の節約等には、出来るだけ協力していければと思っています。


『こんな時に競馬か』
と云う声、意見もあるでしょうが、これが私達の大切な仕事であるし、生活であり、人生である。と云う事を理解して頂ければ幸いです。





最後に、被害に遭われたみなさん、どうか頑張って。